その提案NO!コンサルティング会社の無駄な提案からあなたを守る判断基準2つ
中小企業のマーケティング部門の皆様、今日も電話営業への対応、ご苦労様です。
WEBの技術は日進月歩。新しいマーケティング手法の情報を追いかけるだけでも精一杯ですよね。本当、精一杯です。はい。
中小企業のマーケティング部門にいると、いろんなコンサルティグ会社さんから提案をいただきます。
「このアドテク最近よく聞くけど、導入したほうがいいのかな…」
「成功事例はすごいけど、うちの会社に合うかな…」
提案を受けるたびに、その都度自分なりに吟味していたのですが、すべての提案を十分吟味するほどの余裕はありません。
そこで、自分なりに『こんな提案は検討前に断ってしまえ!』という基準を持ってみることにしました。
業種によっても違うと思いますので、参考程度にご覧いただければ。
1.オファーに普段以上の「割引」を求められる
普段以上の割引をすれば、売れるのは当然です。
効果が出たとしても、提案の効果なのか、オファーの効果なのかを判断することが難しくなります。
普段以上のオファーを出さなければ効果が出ないような提案なら検討の余地はありません。
2.KPIを共有する前にクロージングされる
どんな施策やツールを導入するのであれ、投資するからには必ずリターンの見込みを立てる必要があるはずです。コンサル会社も、本当にこちらの利益を考えていれば、一緒になって導入からKPI達成までの道筋を描いてくれるはずです。
それをせずに「今月中に契約いただければ10%割引します」などクロージング一直線の提案は論外…とまではいかなくとも、少なくとも割引に惹かれてKPI設定前に契約をすることはやめたほうがいいです。そんな会社なら、たぶんいつでも割引はしてくれます。
それにもし月額料金がかかるような提案なら、導入した時点から料金が発生するわけですから、その後KPI設定までに1ヶ月かかれば割引で得した分なんて消えてしまいますよ…
たまに、なんとなく「導入する前提」の雰囲気で話が進んでいる不思議な現場に出くわすことがありますが、【目標はいくら】で、【どうやって達成するのか】がはっきりしているか、冷静に考えてみたほうがいいですね。
シンプルなたった2つのポイントですが、実際、かなり多くの提案がこの条件に引っかかってくると思います。
1人で何役も務める大忙しの中小企業のマーケティング担当者のみなさん、貴重な時間をムダな提案を検討することに費やすのはやめましょう!